RESEARCH
研究
情動行動を調節する脳内機構の解明
恐怖や不安などの情動ストレスに対する、モノアミン(特にセロトニン)作動性神経系を介した行動と神経回路機能の調節メカニズムについて、行動薬理学、光遺伝学、イメージングなどを組み合わせた融合的なアプローチで研究しています。
情動行動の表出の研究
精神疾患治療薬の作用機序の解明と新たな治療薬の探索を目指して、不安障害や発達障害などの動物モデルを用いた情動行動の表出を研究しています。
脳疾患の神経回路病態のイメージング
行動中の動物の脳の神経回路の機能を「直接見ることで理解する」イメージングは、脳科学における極めて強力な研究手法です。先端的な神経活動イメージングとバーチャルリアリティシステムを用いて発達障害・精神疾患モデルマウスの微小な神経回路病態を明らかにする研究を進めています。
Recruitment
大学院生募集
私たちは、積極的に研究に取り組み、新しい発見を追究する強い意志のある大学院生(大学院医学院医学専攻博士課程/修士課程)を募集しています。出願資格は以下の通りです。これまで医学部、薬学部、理学部、文学部、歯学部、栄養学部、農学部、法学部などを卒業した多様なバックグラウンドをもつ大学院生を受け入れてきました。私たちの研究に興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡下さい。
博士課程
1. 医学、歯学、又は修業年限6年の獣医学を履修する課程を卒業、又は来年3月に卒業見込みの方。 2. 農、工、理、薬学系等の大学院の修士課程を修了した方、又は来年3月に修了見込みの方。
※試験は、例年、前期日程の出願期間が8月中旬、試験日が9月初旬となっています。
修士課程
1.大学を卒業した方又は来年3月までに卒業見込みの方。
研究室紹介(取材:2016年2月)もご覧ください。

第94回日本薬理学会年会
テーマ ワクワクする薬理学の未来The Exciting Future of Pharmacology
年会長 吉岡 充弘(北海道大学大学院医学研究院薬理学分野 神経薬理学教室 教授)
副会長 南 雅文(北海道大学大学院薬学研究院医療薬学分野 薬理学研究室 教授)
会期 2021年3月8日(月)~10日(水)
会場 札幌コンベンションセンター(札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1)
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教室輪読会のお知らせ
当教室では、学部生・大学院生・教室スタッフで「Molecular Neuropharmacology」という洋書の薬理学テキストのオンライン輪読会を週に一度、金曜日の夕方に行っています。
この輪読会では、神経系における薬の作用メカニズムの基礎を、生理学的・解剖学的・分子生物学的に理解することを目指しています。興味のある方はどなたでも参加できますので、参加を希望される方は、ぜひお気軽に下記の連絡先までご連絡ください。