RESEARCH
研究
情動行動を調節する脳内機構の解明
恐怖や不安などの情動ストレスに対する、モノアミン(特にセロトニン)作動性神経系を介した行動と神経回路機能の調節メカニズムについて、行動薬理学、光遺伝学、イメージングなどを組み合わせた融合的なアプローチで研究しています。
記憶と社会性を担う神経回路メカニズムの解明
生きた個体における細胞の構造と機能を直接「見て」理解するin vivoイメージングは、生命科学における極めて強力な研究手法です。
バーチャルリアリティ(VR)環境で行動するマウスの脳活動を二光子レーザー顕微鏡や広視野蛍光顕微鏡でイメージングする手法を駆使し、学習・記憶や社会行動の神経回路メカニズムを明らかにしています。
発達障害の神経回路病態のイメージング
近年社会的な認知が高まっている自閉スペクトラム症(ASD)の背後には、学習や社会性に関わる脳内神経回路の異常が存在すると考えられます。
われわれは先端的なイメージング技術を用いて、ASDの中核症状の背後にある神経回路病態を単一ニューロンやシナプスのレベルで解き明かし、新たな治療薬の開発をめざした研究を進めています。
Recruitment
大学院生募集
私たちは、積極的に研究に取り組み、新しい発見を追究する強い意志のある大学院生(大学院医学院医学専攻博士課程/修士課程)を募集しています。出願資格は以下の通りです。これまで医学部、薬学部、理学部、文学部、歯学部、栄養学部、農学部、法学部などを卒業した多様なバックグラウンドをもつ大学院生を受け入れてきました。私たちの研究に興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡下さい。
博士課程
1. 大学の6年制学部(医学・歯学・獣医学・薬学)を卒業、又は来年3月に卒業見込みの方。 2. 大学院の2年制修士課程または博士前期課程(理学・工学・農学・薬学等)を修了した方、又は来年3月に修了見込みの方。
※試験は、例年、前期日程の出願期間が8月中旬、試験日が9月初旬となっています。
修士課程
1.大学の4年制学部を卒業した方又は来年3月までに卒業見込みの方。